今後のまちづくりの核となる夢イベントのご提案

●法人格:社団法人(設立予定)
●提案法人名
オラトリオヤマトタケル実行委員会
部署 事務局 担当 田仲基一

提案名:VR文楽 オラトリオヤマトタケル 1万人のコーラス

テーマ 会場内エンターテイメント 分野 次世代通信・VR・映像・演奏会
<参考>

提案のポイント

 全国各地から1万人に合唱団員として万博に参加してもらえること。来場者には万博会場に中継された各地の美しい日本の風景を堪能していただけると同時に国家成立から現代まで続く我が国の歴史を音楽と共に伝え、我が国が持続的発展を実践的に重ねてきた事を発信すること。またクラシック音楽と人形浄瑠璃をVR技術での融合し、新しいエンターテイメントを創造することで両ジャンルの新規ファンを開拓するフロンティア事業。

提案概要

 クラシック音楽界は企業等の寄付で支えられている現状で経済的自立が大きな課題となっている。大阪・関西が誇る伝統文化人形浄瑠璃も同じ課題を抱える一方、歌舞伎界は他ジャンルとの融合、気鋭の脚本家による刺激的な演目などで人気を保っているが、その原点は梅原猛氏台本による「スーパー歌舞伎ヤマトタケル」であった。
 大阪羽曳野市にはユネスコ世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群の構成資産、全長180mの前方後円墳ヤマトタケル白鳥御陵がある。私たちは昨年世界文化遺産登録記念事業として大阪ザ・シンフォニーホールにおいてヤマトタケルの冒険と日本誕生神話をクラシック音楽で綴る「オラトリオヤマトタケル」演奏会を出演者約300名、満員の会場で
開催した。本曲は作曲三枝成彰氏、台本なかにし礼氏により平成元年東京両国国技館において初演、毎回三千人の合唱団員が参加し10年間演奏された音楽叙事詩。オーケストラと
雅楽器、混声・児童合唱のハーモニーにのせ7名のソリストが神話の世界を進めていく。物語はヤマトタケル冒険の旅に沿い兵庫県淡路島、奈良県三輪山、三重県伊勢神宮、鹿児島県熊襲洞窟、愛知県熱田神宮、静岡県日本平、神奈川県横須賀、千葉県木更津、岐阜県伊吹山、三重県亀山、奈良県御所市、大阪羽曳野市古市、堺市鳳等へと移るが、本企画ではヤマトタケルの足跡を共有する全国各地と万博会場を次世代通信規格で双方向で結び、1万人のバーチャル合唱団を万博会場に誕生させる事でフィジカル空間とバーチャル空間を融合させたコンサートを開催し、各地にいながら大阪・関西万博に参加できる場を提供するというもの。また事業の象徴的存在として、日本最古の英雄ヤマトタケルを文楽人形でCG製作、人形遣いによるリアルタイムの演技をモーフィング反映された、演技するCGキャラクターを大型立体スクリーンに登場させ、新しいエンターテイメント手法を誕生させる。

団体の持つ強み

当会はオラトリオヤマトタケルの演奏を通じて全国のヤマトタケル伝説ゆかりの都市をネットワークで結びつけることで都市間交流、市民間交流を推進し協働で日本神話ツーリズムを開発する事を目的としてこれまで15年間各地で演奏活動を続けている混声合唱団を運営している。

昨年11月には大阪ザ・シンフォニーホールにおいて当会主催の完全版演奏会を経験しており、演奏についてのマンパワーは備えている。

楽団編成にはヤマトタケル役など7名のソリストを始め管弦楽団、雅楽団、混声合唱団、児童合唱団など多岐にわたる陣容を要するが、同じ目的で集結したスタッフはじめ300名の演奏経験者は「より多くの人々に楽曲の素晴らしさを伝えたい」という情熱を強く持っている。
 
当会の所在する大阪府羽曳野市は30年間にわたりヤマトタケル白鳥伝説三都市都市間交流事業を奈良県御所市、三重県亀山市とともに行っている。

作曲者三枝成彰氏には当初から本会の活動に全面的にサポートいただいており、本企画についても事業化に向けての協力約束をいただいている。

サポートいただいている産経新聞社のヤマトタケル伝説紙面連載企画のための取材活動を通じての人的ネットワークを活かし、全国各地のヤマトタケル伝説をもつ全国各地域の団体・個人と1万人合唱企画実行に向けての合唱団員のリクルートが可能。

平成元年から10年間、毎年東京両国国技館において本曲の演奏会が実施され、毎回違う
合唱団が出演し、延べ3万人が合唱団員として、10万人が観覧者として参加したことから、昨年の大阪シンフォニーホール公演においても千葉県の有志が団体合唱団を立ち上げ30名が来阪、演奏に参加した様にオラトリオヤマトタケルの関東地域での認知度は高く、本企画が実現する事になれば大きな反響が見込める。
提案実現のために必要なその他の条件

①5G、6Gの持つ超高信頼性と低遅延活用による各地域と万博会場の時差を解消するための通信事業者とのパートナーシップ。
②全日本合唱連盟を頂点とする各都道府県合唱連盟、公益財団法人文楽協会などの理解と協力。
③協力いただける団体・企業などスポンサーの確保。
④オーケストラ、合唱団などが収容できる舞台をもつ大規模コンサートが可能な施設。

提案を実現するための実装あるいは実証シナリオ、提案の実現イメージ

2020年 事業主体を一般社団法人として発足。コンソーシアムの結成。事業案作成。

2021年 パートナーシップを組んだ通信事業者との5G、6G双方向通信可能な環境実装    
の検討。
(財)文楽協会などとのパートナーシップ締結。
1万人合唱達成に向けての全国合唱団の調査。

2022年 5G、6G回線による実証実験を東京と大阪を結んだ練習会場で実施。
VR文楽人形の製作企画立ち上げ。
全国各地の合唱団員と演奏場所のリクルート。参加自治体・団体の決定。

2023年 5G、6G回線による実証実験を東京と大阪を結んだ演奏会で実施。
文楽人形遣いによるCGヤマトタケル演技の試験実演。
本演奏プレ演奏会としてオラトリオヤマトタケル演奏会を全国各地で実施。

2024年 5G、6G回線による実証実験を各地を結び実施。
CG文楽人形ヤマトタケル正式発表。
本演奏プレ演奏会としてオラトリオヤマトタケル演奏会を全国各地で実施。

2025年 万博会場において演奏会実施。

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